●スキャン気持ちいい!

1冊裁断し終わったので、試しにデータ化してみることにしました。
雑誌の雰囲気を残したいので、グラビアやインク色、紙色も残せるカラーで。 
データ解像度はスキャナ推奨の200dpiを選びました。
保存形式はJPG。 
PDFで保存も出来るのですが、JPGならばあとでPDFにするのも楽だと思ったので(その逆はきっと面倒)。

200って結構大きいデータサイズでないかい?
(ちなみに漫画のデジタル原稿の解像度は一般的に原寸でカラーで300dpi、モノクロ原稿は600dpi以上です。電子書籍コミックは一概に言えませんがPCモニタで鑑賞する程度のサイズ原寸で72dpi以上が多いと思います)

ドキュメントスキャナはFAXのように原稿を立てて吸い込み、ヘッド(=イメージセンサー)が上下2つ付いているので一度に両面がスキャンできます。
カラーを自動的に感知したり、サイズを圧縮してくれたり高機能。

試しに1枚スキャンしたら、200dpi、納得の画質です。1ページあたりのデータサイズは300KBを超えるくらい。 
続いて数枚まとめてセットしてみましたが、ある程度ラフにスキャナの送信トレイに入れても矯正されて取り込まれ、データを見ても差は感じられません。
全部のページの右隅に縦スジを発見したので、付属のクリーナーでイメージセンサーのガラス面を掃除したらそれも解決。

よし、じゃあ1冊スキャンしてみようか。
テストなのでPCを保存先にして、雑誌の名前と年度・号数をファイル名に設定します。
送信トレイにさばいた雑誌のページをセットして、スキャン開始。

ページがすいすい吸い込まれていきます。
うぃーん、うぃーんと規則正しいスキャン音。
おお、速度も優秀。
これなら1ヶ月もレンタルしなくても一週間で良かったんじゃない?
このすきに次の雑誌を裁断してしまおう。

●タイムロス

そこで音が止まりました。
あれ?

スキャナのトレイが空でした。
送信トレイにセット可能な枚数って意外と少ないんです。仕様書によると50枚。
改めてページをセットします。
500ページの本だと5回入れなくちゃいけないのか…。

と、思っていたら
「ぐしゃぁああぁぁあぁ」
まのびした嫌な音を立ててスキャナが止まりました。
つながった紙が半端に機械からはみ出しています。

裁断した時にのどの接着剤部分が残っていたらしく、ページが2枚つながっていたんです。
機械を開けてページを剥がし、再スキャン。
利口な機械で「どこまで取り込んだか」がPCのモニタに表示されるので助かりました。

こういうこともあるのか…と残りのページを再チェック。ざざざっとお札みたいに捌くとくっついている部分がわかるので指で剥がします。深めに裁断すれば良いんですが、漫画ののどが切れてしまってはいけません。

引っかかったりつまずいたりしながらどうにか1冊スキャンを終わりました。
A5サイズの雑誌・520p・解像度200dpiで、データサイズは1冊170MB。
予想していたよりは少ない感じです。
これなら64GBのフラッシュメモリにもたっぷり入るはず。

これを200冊…心して本番へ。
(続く)
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