●大人の社会見学

埼玉にあるお菓子工場へ、友人5人とオトナの社会見学に行って参りました。
8月までで近畿以東で販売しなくなってしまう、あのスナック菓子を見送っておこうという企画です。
5月末に一報を聞いたときは見学申し込みもガラガラでしたが、前日メーカーサイトでチェックしたら、もう8月末までほぼ満席。

天気予報通りあいにくの雨。
駅から少し距離があるのでタクシーに分乗して工場へ。
途中で高校生の団体を追い越した時に予感はしましたが、まさにその子たちも本日のお仲間でした。
工場敷地門をくぐって事務棟のエントランスには写真撮影用のイラスト看板と、ここで製造されている食品のパッケージが展示されています。
なつかしのCM「おれ、ゴリラ」のぬいぐるみ(復刻版)も。
11:30から会議室で映像と説明を受けておみやげのグミ(ぶどう味)を1人1つずつ頂きました。う〜ん、チョコでもスナックでもないんだ…ちょっぴり残念。個人的には歯の治療中なのでグミはしばらくお蔵入りかも?

●まずはコーンスナック工場へ
 
引率係の女性について渡り廊下を通って工場の建物のドアをくぐると、どこからともなくお菓子っぽい匂いが…なんだろうこれ、チーズの香り?

見学者は約20名ずつの2チームに別れてそれぞれチョコレートとコーンスナックの見学コースへ…終わったら今度は交代という訳です。
私たちはスナック菓子チームでした。コースの通路はお菓子のイメージで彩られていて、コーンスナック菓子ルートは壁に一面にトウモロコシ畑のイラスト。頭上にはパッケージ描かれている牧歌的な雲をかたどった照明。
廊下の窓からガラスを隔てて工場内を覗く方式です。
日替わりでカレー味とチーズ味を製造しているそうですが、今日はチーズ味。
廊下に漂っていたのはこの匂いだったのか。
余談ですが、本日の我々6名はカレー派4名、チーズ派2名
駅からタクった5名はカレー派3とチーズ派2に別れて分乗しました(笑)

テレビやメーカーサイトで見たことがありましたが、機械の穴からコーンスナックの生地がにゅっと顔を出し、すぱっと切られて落ちていきます。ナマの生地なのに個々がくっつくこともなくベルトコンベアを流れ、こんがりふわふわに焼かれたのち(このへん見逃したような)スプレーで調味料を吹き付けられ、乾燥され包装されます。
見つけるとラッキーと言われるレアな形のお菓子は別に作られていて、ライン途中でランダムに混入されます。
アルミ蒸着の袋の巨大な包装紙ロールは一巻きで2700袋ぶんですと。

袋に入れられて流れていくスナック菓子。友人曰く「ああ、スーパーにはないのにここにはこんなにある…」そう、うちの近所も実家のまわりも売り切れで、スーパーにもコンビニにも今どっこにもないのです。(茨城の友人宅のまわりにはあるそうな)
そうして製造過程の見学ももう少しで終了という頃、係の人が出来たてをひと袋開けて見学者にふるまってくださいました。ほんのり温かく、香ばしい!
ごめんチーズ味、今まで食べなくて。
(だって発売当時はもっとチーズが臭くて全然美味しくなかったんだよ…)

そしてなんと。この袋から、レアなHAPPY個体が。
マスコットキャラクターの顔型のが…なんと2つも出てきたんです。
これって出現率が0.018%と言われていて、元祖レア個体のコアラのお菓子のなんと1/40。
それが2つも!

自分で買って探したいな…でも時すでに遅し。
もはや簡単には手に入らないんですから…。 

なんてことを考えてたら
「みなさんには1袋ずつお持ち帰りいただきます。この黄色いボタンをゆっくり押してくださいね」
おおお!
ガラス窓のそばの黄色いボタンを押すと、工場内のコンベア脇からエアが噴出されて、飛び上がったお菓子の袋が枝分かれしたルートを滑り降りて窓の外へ出てくるのです。
いえーい、うれしい!

廊下の突き当たりには「うカール神社」
柏手を打つとご託宣が流れます。受験生でもないけれど、今作ってる企画が通るようにお願いしました。

スナック菓子の製造見学はこれでおしまいです。
次は2階のチョコレート製造ラインへ。
これはまた明日。
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