おひとりさま漫画家ですが何か。

すきま漫画家かずはしともの 食べて飲んで寝てちょっぴり仕事の日常

2017年07月

どちらも1人分の量でぱぱっと出来ます。
※6/29の日記「誕生日はステーキ」の時のおいしかった居酒屋メニュー「揚げ里芋(か新じゃが&長芋)のアンチョビガーリック炒め」も家で作ってみました。


003.
『豆腐のふわふわ焼き』
残り物メニュー

【材料】(1人分6個)
豆腐(絹ごしでも木綿でも)…半丁くらい
玉子…1個
青ねぎ…2本分程度
冷蔵庫の隅でひからびてたちりめんじゃことか桜エビとか…大さじ山盛り2杯
干し椎茸…2〜3個
片栗粉…大さじ3杯
顆粒昆布だし…小さじ半分くらい
お好みで塩こしょう
サラダ油
ごま油

【作り方】
①干し椎茸を水で戻す。急ぐ時は水に砂糖少々を入れて、レンジでぬるくなる程度にチンすると早い。
②戻した椎茸はみじん切り。青ネギも小口から細かく切る。
③豆腐(水切りしなくていい)に油以外の材料を全部入れてよく混ぜる。
④フライパンにサラダ油をひいて、3の種をスプーンで落とす。直径7〜8センチ。
⑤中火で片面がこんがり焼けたらひっくり返してこちらもこんがり。
⑥最後に少し火を強めてごま油をひとまわしかける。

そのままで味がついていますが、お醤油にラー油やマヨネーズで食べても。
冷蔵庫にねぎと豆腐と玉子しかなかった時の苦肉の策でしたが美味しかったです。


004.
『揚げ里芋のアンチョビガーリック炒め』
居酒屋さんで食べて美味しかったメニュー

【材料】
里芋…5〜6個
アンチョビ…3本くらい
にんにく…ひとかけ
オリーブ油かサラダ油…大さじ2くらい
お好みで塩
揚げ油…適量

【作り方】
①里芋は泥を落として皮付きのまま茹でるか、レンジでチンして火を通し、皮を剥いて3センチ角程度の大きさに切る。
②里芋を素揚げして、油を切る。
③にんにくをみじん切り、アンチョビも細かく切る。
④フライパンにオリーブ油をひいてにんにくを焦げないように炒める。香りが立ってきたらアンチョビも入れて炒める。
⑤里芋を入れて更に炒め、アンチョビとにんにくを絡める。アンチョビの塩気で足りなければ塩少々で調整する。

秋に居酒屋に行ったら里芋、初夏は新じゃがや長芋でした。…個人的には里芋が味もホクホク感もいちばん好きですが。
 ※新じゃがの場合は皮付きのまま洗って水気を拭き、中温の油で揚げる。小粒でも半分に割ると味が絡みやすくて美味しいです。
 ※長芋は皮を剥いて1センチ厚さに切って同様に。 
 ※瓶詰めや缶詰のアンチョビが残ったら、ラップに平らに並べて包んで冷凍しておくと、日持ちもするし折ってすぐ使えるので便利です。

ついでに
005.
『里芋の素揚げ甘辛煮』
味変に、とついもう一品作ってしまう…ガーリック炒めと替わりばんこに食べると無限里芋の危険メニュー

【作り方】
①「アンチョビガーリック炒め」の②まで一緒。
②砂糖・みりん・酒・醤油を1:1:1:1の割合で煮立て、少し煮詰めたところに揚げ里芋を入れて絡める。

●助っ人参上

レンタル機材の返却期日まであと一週間。
スキャンし直しの本が数十冊。
新たに裁断して作業しなければいけない本が多数。
(実は数え直したら全部で四百冊以上ありました)

スキャンだけを休憩無しでしても、1時間5〜6冊ではとても終わりません。
せめてスキャナの前で追加の紙束持って待機しているタイムロスをなんとか出来ないかな?
甥っ子にバイト代払って手伝って貰うか…?

そんな時、母から電話がありました。
「嵐が来てるんだって。うち崖の下だから怖いんだけど」
「…ウチ、来る?」
1人暮らしの母、召還決定(にやり)。

デジタル音痴の母でも、スキャナに紙を入れるくらいできるはず。

となりの県からお泊まり道具持参で母がやってきました。
頼み込んで作業の段取りを説明すると
「手伝うのはかまわないけど…パソコンわからないよ?」

そうでした。
スキャンにはPC作業があるんです。
1冊ごとにファイル名を作って保存先を指定しなくちゃいけません。
「むかし会社でタイプライター使ってたんだよね?」
けれど、文字列は入力できたとしても機械が詰まった時はさらに複雑な操作をしないとなりません。

うわー、どうしよう。今回は途中であきらめて機械を返却するしかない?
「これ、やろうか」
母は裁断機の横に座りました。

がしゃん。
「うん、だいたいわかった」
母、コツを把握。
「でも本の表紙剥がして割って表紙切り離すの…できます?」
「こんな感じでいい?」 
おそらく初めて使うカッターナイフも、すぐにコントロール出来るようになりました。

…思えば彼女の父(私の祖父)は歌舞伎の小道具師。
小さい頃から父親の作業を見て覚えたという荷造りやラッピングなどは速くて綺麗、紐の縛り方も無駄なくきっちり緩まない。

私が不器用なのはリンゴも剥けなかった父親似か、とほほ。
(漫画家がみんな器用だと思ってはいけません。絵って手で描く人と脳で描く人がいるんですよ!両方出来たら最高ですが…それはまた別の話)

●自炊ミッション、完了

自分でするより遙かに速く、切り落としの斜めのずれも最小限で裁断されていく雑誌たち…いけない、感心してないでスキャンしないと追いつかれる。

今度はフラッシュメモリではなくHDへ保存して、確認してから更にメモリへコピー。
保険にバックアップを取ります。
フラッシュメモリは万一壊れても被害が少なくて済むように、32GBを複数用意。 

吹きすさぶ嵐の中…6畳間を埋め尽くしていた雑誌の山はほぼ消えました。
というか、母の作業のほうがずいぶん早くに終わってしまいました…レンタル期限内、セーフ!
このレンタルショップでは返却を「延滞」すると1日あたりスキャナ4000円、大型裁断機2000円の追加料金がかかるので馬鹿にならないんです。
もし長引きそうなら連絡して正規料金で「延長」するのが得策かな。

使い終わった機器を届いた時の大きなダンボール箱に収め直し、返却。送料は料金に含まれているので運送会社に連絡して回収を待つだけです。

HDの中に出来上がったページデータはJPGですが、MacintoshだとデフォルトでPDFに変換される機能がついていますから、電子書籍として編集し直さなくてもこのまま読書には差し支えありません(そのためにスキャンした時のページ番号は正しくしておく必要はあります)。

いずれまたレンタルして、文字の書籍も自炊してみようか?

●次回のためのメモ

個人的にメモした自炊ポイントは

・自炊したい量とかかる時間を見定めればレンタル期間は意外と短くて済む
・保存はHDDにすること 他にもバックアップをとること
・センサーはこまめに清掃すること
・ページ番号は正しく設定すること
・排出したページはひとまず捨てずに整理しておくこと
・2人でやると効率アップ

母には好物のTOPSの紅茶ケーキをプレゼントいたしました。

●1時間で何冊取り込めるか?

テストで1冊ぶん読み込んで、スキャンスピードはそこそこ速いのがわかりました。
仕様では「A4サイズ300dpiフルカラーで毎分25枚」とのこと。
A5サイズを縦置きでスキャンしているので、取り込み幅はほぼ同じです。
でも、もう少し速い時も遅い時も…なぜか速度にムラがある。

あ、それから注意点。スキャンし終わったページは排出されてもすぐトレイからあふれてしまうので、スキャンした順番をキープしておきたい人は、積み重なり方が乱れないように出てきたページが飛び出さないガードをして、なおかつ定期的に回収したほうがいいです。
私は万一失敗して、もう一度スキャン…なんてことがあるといけないので、ページ順を守って1冊ごとに輪ゴムで束ねることにしました。
まさかね。そんなことありませんように。

一度に投入できる50枚ごとに機械が止まってしまうのも地味にタイムロス。
前の紙がなくなりそうになった時を見計らって巧く次を追加すると、止めずに済むようです。
500ページの本のスキャンは、スムーズにいけばだいたい1冊10分前後だとわかりました。
時々接着剤が付着するセンサーを清掃する時間なども含めると、1時間平均でだいたい5〜6冊ほど。

…問題は、ずっとスキャナの前で紙束を持ってスタンバってなきゃいけないということ。
合間に裁断なんて出来ないな…。

仕方がありません。ざくざくと10冊裁断して、10冊ごとにスキャンして、PCにつないだ64GBのフラッシュメモリと外付けHDに、レーベルごとに保存するという地味な作業を続けました。
3日ほどで15GBほどのデータになりました。

さて、そこで漫画の仕事期間に突入。

●そんなばかなっ…!?

原稿の〆切りを終えて再び自炊作業に戻りました。
まだレンタル期間はあと一週間ほどあるし、ぎりぎりなんとか全部終わりそう。

64GBのフラッシュメモリは今20GB使用。
おおう、全然余裕。

と。その時。
PCが固まりました。
うそ?滅多にそんなことないのに?

あらゆる手立てを使ってもポインタは動かない。
これはマシンを再起動させるしかないか…。

電源を一度切って、再起動。
さあ、再作業。保存先を指定して…あれ?
64GBのメモリが認識されていません。
やっちまった…!
20GBぶんのデータ、飛びました。

HDDに保存したレーベルは無事でしたが、メモリのほうのレーベルは消失です。
あああ、便利だけど脆いフラッシュメモリ。
永久保証だけどデータは保証されてないフラッシュメモリ(TωT)

スキャンし終わった雑誌、まだ捨ててなくて良かった…。

しかし。

レンタル期間はもうわずかしかないのです。
その間に再スキャンしつつ、残りの雑誌を裁断して、かつスキャンしないといけません。

出来るのか?ひとりで?
(続く)

●スキャン気持ちいい!

1冊裁断し終わったので、試しにデータ化してみることにしました。
雑誌の雰囲気を残したいので、グラビアやインク色、紙色も残せるカラーで。 
データ解像度はスキャナ推奨の200dpiを選びました。
保存形式はJPG。 
PDFで保存も出来るのですが、JPGならばあとでPDFにするのも楽だと思ったので(その逆はきっと面倒)。

200って結構大きいデータサイズでないかい?
(ちなみに漫画のデジタル原稿の解像度は一般的に原寸でカラーで300dpi、モノクロ原稿は600dpi以上です。電子書籍コミックは一概に言えませんがPCモニタで鑑賞する程度のサイズ原寸で72dpi以上が多いと思います)

ドキュメントスキャナはFAXのように原稿を立てて吸い込み、ヘッド(=イメージセンサー)が上下2つ付いているので一度に両面がスキャンできます。
カラーを自動的に感知したり、サイズを圧縮してくれたり高機能。

試しに1枚スキャンしたら、200dpi、納得の画質です。1ページあたりのデータサイズは300KBを超えるくらい。 
続いて数枚まとめてセットしてみましたが、ある程度ラフにスキャナの送信トレイに入れても矯正されて取り込まれ、データを見ても差は感じられません。
全部のページの右隅に縦スジを発見したので、付属のクリーナーでイメージセンサーのガラス面を掃除したらそれも解決。

よし、じゃあ1冊スキャンしてみようか。
テストなのでPCを保存先にして、雑誌の名前と年度・号数をファイル名に設定します。
送信トレイにさばいた雑誌のページをセットして、スキャン開始。

ページがすいすい吸い込まれていきます。
うぃーん、うぃーんと規則正しいスキャン音。
おお、速度も優秀。
これなら1ヶ月もレンタルしなくても一週間で良かったんじゃない?
このすきに次の雑誌を裁断してしまおう。

●タイムロス

そこで音が止まりました。
あれ?

スキャナのトレイが空でした。
送信トレイにセット可能な枚数って意外と少ないんです。仕様書によると50枚。
改めてページをセットします。
500ページの本だと5回入れなくちゃいけないのか…。

と、思っていたら
「ぐしゃぁああぁぁあぁ」
まのびした嫌な音を立ててスキャナが止まりました。
つながった紙が半端に機械からはみ出しています。

裁断した時にのどの接着剤部分が残っていたらしく、ページが2枚つながっていたんです。
機械を開けてページを剥がし、再スキャン。
利口な機械で「どこまで取り込んだか」がPCのモニタに表示されるので助かりました。

こういうこともあるのか…と残りのページを再チェック。ざざざっとお札みたいに捌くとくっついている部分がわかるので指で剥がします。深めに裁断すれば良いんですが、漫画ののどが切れてしまってはいけません。

引っかかったりつまずいたりしながらどうにか1冊スキャンを終わりました。
A5サイズの雑誌・520p・解像度200dpiで、データサイズは1冊170MB。
予想していたよりは少ない感じです。
これなら64GBのフラッシュメモリにもたっぷり入るはず。

これを200冊…心して本番へ。
(続く)

●まずは下準備から

さて、いよいよ初「自炊」です。
データサイズがどのくらいになるのか見当もつかなかったので、32GBと64GBのフラッシュメモリを2本と、1TBの外付けポータブルハードディスクを用意しました。

けっこうな容量ですが、実はA5判・500P前後の雑誌が10年分以上あるのです…。

レンタルショップから届いた大きなダンボール箱を開けると、ドキュメントスキャナ(書類の取り込みに特化したスキャナです)と、特大裁断機(これだけで重さ17kg!)がきっちり収まっています。
裁断機の刃は交換済み。必要なケーブル、スキャナのドライバCD、取説、スキャナのヘッドクリーナー、それに梱包の順番の図解まで入っていました。至れり尽くせり。
でも自分自身が信用できないので、1品取り出すごとに箱の状態を撮影。

パソコンにスキャナをUSBケーブルでつないでドライバをインストール。
設定を無線接続にすれば、もうケーブルは外してもOKです。
我が家のメインマシンはMacintoshなので、Windowsなら容易に出来ることに四苦八苦…なんてこともあるのですが、すんなり稼働しました。
データの保存先をPCに刺した64GBのメモリに指定。

●サクサク、ガッチャン。

次はスキャンする物の準備、裁断です。

実はこの大きな裁断機でも、対応する厚さは3センチまで。
今回の雑誌は5センチ以上の厚さなので、それでも2回に分けないと切れないんです。

幸い最近の雑誌は、背を熱で溶ける接着剤でつける無線綴じなので手やカッターナイフで半分に割れますが、昔だったら2カ所の長ーいホチキス針をいちいち引き抜かないといけなかったんだろうなあ。

まず雑誌の表紙(表1)を慎重に引いて背表紙を剥がし、裏表紙(表4)までを外します。
スキャナはA4までしか取り込めないため、背表紙と表4の間をカッターで切り離して2枚に分け、スキャンに備えます。
残った中身は背に少しカッターで切れめを入れ、ゆっくり厚みを半分に割ります。
なんだか魚を捌いてるみたいだぞ。

裁断機の安全装置を外し、雑誌の「のど」部分が切れすぎないように、背から3〜4ミリの位置に刃が合うようにしてねじで固定。
ハンドルに力をこめて…ガッチャン!
ざっくり接着剤部分が切り落とされる。鋭角な切断面で、一見ワリバシのよう。
力もたいして要らず、素晴らしい切れ味!
刃の周囲には「注意!指を入れるな」の文字が赤々と記されています。
…私のような不器用者は要注意!心に留めます。

ただ、切り落とされた「ワリバシ」をよく見ると、なんだか斜めになっています。
束の厚みのせいで、下のほうに行くとずれて幅が広くなってしまうんです。
かなり強めに固定しても斜めに刃が入るようで、ある程度は我慢かな…。

次はいよいよスキャニングです。
ここまでは順調でしたが…!?(続く)

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