おひとりさま漫画家ですが何か。

すきま漫画家かずはしともの 食べて飲んで寝てちょっぴり仕事の日常

2017年06月

何日か前、ガンジス川でぷかぷか浮かぶ●●●の間を縫って泳ぐ夢を見た。夢の中で口をゆすがなきゃ!と焦って目覚めたら、大量のヨダレを流していた(TωT)
真夜中だったのでまた寝直したら、今度は羽田空港近くのドミトリーで前泊したものの、出がけに支払いでもめて南の島行きの飛行機に乗り遅れるという夢。
ああ、そうかあ、私旅に出たいのかあ。

自由業だからいつでも行けるでしょ、とお勤めのかたは思うかもしれませんが、漫画家同士というのは〆切りのタイミングが個々に違うので複数人数の旅行はなかなか企画を立てるのが難しいのです。もちろん勤め人の友達とのスケジューリングも合うとは限りません。逆に週末休みじゃなかったりしますし。

そのせいか、20世紀の終わり頃からふらふら1人で出かけるようになりました。
とはいえ、世界をまたにかけるバックパッカーさんなどに比べたらどってことない、フツーの旅です。

●なぜ南の島か?

行くのはだいたい
縄の八重山諸島
なぜ南か。暖かいから荷物が少なくて済むからだ!
 
で、早割か金券ショップで安い航空券を買って、バックパックしょって、安宿に泊まって。
チャリ借りて島を一周して、海辺でバスタオルを顔まで被って昼寝して、シュノーケリングして、1人メシして帰ってくるのがお決まりのコース。
旅先での交流はありますが、そのあと続かないのはまめじゃないからでしょうか。
そういえばマイペースでチャリ廻りしたいのにいつのまにか同行者がいて、ぶっちぎって逃げたことがありました。あの時の同じ宿のお兄さん、心から失礼いたしました。

人が住む日本の最南端・波照間島は自転車に乗っているとペダルと風と山羊の声しか聞こえない大好きな場所です。
サトウキビ畑の真ん中で農家のご夫婦がのんびり昼寝してましたっけ。今思えば何カ所かで嫁においでと言ってもらえた…
行っておけば良かった(TωT)
そんなに静かな島なのに、夜になると天文台にわらわらとどこからか半端ない数の観光客カップルが湧いてきます。
「あ、ほら!流れ星だよ」
 
そこの彼氏、 あれはISSだよ。国際宇宙ステーションだから。と心の中でツッコミ。
続きを読む

●おふたりさまディナーの日

私と10代からの友人の誕生日が2週間ちがいなので、その間の日に合同でバースデーパーティもどきやってしまおうという訳です。
はっぴばーすでー私と○○ちゃん。ひと足お先に歳食っちゃったけど。

とはいえ、贅沢なものではなくてファミレスでございます。
実家周辺はコンビニどころか商店のひとつも無いんですが、この町にはとりあえず海があるものでそこまで行くといくつかファミレスがあるのですよ。
観光シーズンにはレジャー客であふれかえりますが、夏にはまだ遠い梅雨時の今時分はそこそこ空いているはず。
特にきょうはお天気も良くないし、スッカスカだと読んだぜ。

中間地点で待ち合わせ、15分ほど歩いてやっと海沿いの国道のお店に到着。
市街から距離はそうないんですが、クルマで海岸線を走ってきて駐車場へ入ることに特化されているので陸側には入口が無く、ぐるっと回り込むんです。

思った通り店内はガラガラなので、席はオーシャンビュー。曇ってるけど。
ステーキを頼んでつつきつつ、サラダバー。
最近ステーキのチェーン店が増えて来てますが、ここもステーキファミレスです。


「牛肉は焼き加減が難しいからなかなか自宅では焼かないんだ」と友。
うん、私も久しぶりにがっつりお肉食べたかったの。
以前はときどき1人ステーキ(笑)焼いてましたが、スーパーで売っている輸入牛って味がないというか、独特の味がするというか。
奮発して国産の霜降りを買うと下手くそが焼いてもそこそこ旨いんですが、それって味が主に脂の甘み。

…最近感じてるんですよ、お肉の脂って飽きるって。
焼き肉屋さんでもミスジとかカイノミは一切れで十分です。
赤身が嬉しいお年頃。

で、美味しい赤身ステーキ大歓迎なわけですが…


続きを読む

●トマトが好きです。

美味しいし、洗っただけで食べられてビタミンAとかCとかいろいろ摂れそう(不確か)だし。
野菜は全般好きですが、洗ったり剥いたり切ったりが面倒なのでなるべく少ない手順で済むヤツが出番が多くなります。仮にフルーツだったらバナナとかイチゴとか、ふた手間くらいで食べられるもの。
書いてて思ったけど包丁を出すのが面倒くさいんだな、きっと。
…ちなみに料理することそのものは好きです。
その昔、男子の友人に「料理上手いけど得意じゃないよね」と名言を頂きました。
ズバリだよ。

閑話休題。

●よし、育てよう。


生まれて初めてトマトを育ててます。
トマトくらい買えばいいじゃないかという話ですが、現在私は後期高齢者で1人暮らしの母の住まいと自分の住まいの二重生活をしておりまして、その母の家の近所に商店という物がないのであります。
そして、母は戦中戦後に育ったくせして食品の好き嫌いが多くてトマトもそのひとつ。
彼女はきゅうりも茄子もかぼちゃも魚もスイカもメロンも桃もバナナもさくらんぼも粒あんもクッキーも嫌い。にんじんもセロリも玉ねぎもそんなに好きじゃない。
食べ物のない時代、手に入っても食べなかったというんだから徹底してます(ばち当たりそう)。

で、トマトやきゅうりは買い置きしても私が不在の時は食べないので傷むとロスが出るし、食べたくなっても電車に乗らないと手に入らない。
なので作っちゃうことにしたんです。
家庭菜園やベランダ菜園は多くのかたがやってるし、簡単なんじゃない?
百均で種も土もプランターも売ってるし、ひと夏分のトマトが採れたらお得じゃないですか。

と、気軽に種をプラ皿に蒔いたら20個近くも芽が出ましたが、素人なので間引く度胸がない。
続きを読む

昨日の前編「スナック菓子編」に続き「チョコレート編」です。

●チョコレート工場へ
 
さて、階段を上って2Fのチョコレート見学ルートへ。
チョコレート工場と言えば極彩色のテーマパークみたいな中をおかっぱでイケメンのおじさまが案内してくれそうですがそんなことはなく、案内は先ほどの女性です。

通路はクリーミィな茶色の流線模様にペイントされた壁と床が印象的。ベーシックな板チョコのデザインをかたどった巨大な樹脂製壁パーツは、お菓子の家の部屋に付いていそう。
係の女性が進路にセッティングしてあるカカオの果実の模型、ガラスボトルに詰まったカカオ豆(実物)、カカオシェル(カカオ豆の固い殻)、保温ケースに入ったカカオマスの実物を見せてくれました。
カカオマス(カカオ豆を煎って殻から取り出しすりつぶしたもの)はどろどろとしたゆるいペースト。
美内すずえ(敬称略)が「ガラスの仮面」の前に別マに連載した意欲作「はるかなる風と光」 に出てきたのを思い出す(すごいんですよ、ナポレオン時代に南の島で一少女が産業起こす物語)。
匂いは普通のチョコレートの香りにちょっと酸味が加わった感じ。
果実からカカオ豆を取り出す際に白い果肉ごと発酵させるということなので、その発酵臭なのかな?

ガラス越しの工場内で見られるのは、ブレンドが終わってほぼ液状になったチョコレート(35℃と聞いた気がしますが、それじゃ低いですよね…?聞き間違いかも)が板チョコの型に流し込まれるところから。型は青い透明なプラスチック。
金属かシリコンを想像していたのでちょっと意外。
型に流し込まれ、タッピング(振動)で気泡を抜いてから冷やされて型からはずされます。
つるすべの、あのチョコレートの肌が出現。
見守る見学者の中に、バレンタインデー前にテンパリングに失敗してざらざらチョコを作ってしまった苦い思い出がよぎっている人はいるのでしょうか。
 
目視で異物混入がないか検査の後、X線でもチェック。
係の人は30分単位で交代だという。確かに目が疲れそう。
そして銀紙で包装されたチョコはラベルを貼られて箱詰めにされます。

板チョコともう一種、女の子向けのウズラサイズのタマゴ型のチョコレートも見学出来ました。中には小さなチョコやコンペイトウなどが仕込まれて、おまけにシールが付いているファンシーお菓子。
「懐かしい!」「集めてた!」という声が見学者女性のあちこちから。
続きを読む

●大人の社会見学

埼玉にあるお菓子工場へ、友人5人とオトナの社会見学に行って参りました。
8月までで近畿以東で販売しなくなってしまう、あのスナック菓子を見送っておこうという企画です。
5月末に一報を聞いたときは見学申し込みもガラガラでしたが、前日メーカーサイトでチェックしたら、もう8月末までほぼ満席。

天気予報通りあいにくの雨。
駅から少し距離があるのでタクシーに分乗して工場へ。
途中で高校生の団体を追い越した時に予感はしましたが、まさにその子たちも本日のお仲間でした。
工場敷地門をくぐって事務棟のエントランスには写真撮影用のイラスト看板と、ここで製造されている食品のパッケージが展示されています。
なつかしのCM「おれ、ゴリラ」のぬいぐるみ(復刻版)も。
11:30から会議室で映像と説明を受けておみやげのグミ(ぶどう味)を1人1つずつ頂きました。う〜ん、チョコでもスナックでもないんだ…ちょっぴり残念。個人的には歯の治療中なのでグミはしばらくお蔵入りかも?

●まずはコーンスナック工場へ
 
引率係の女性について渡り廊下を通って工場の建物のドアをくぐると、どこからともなくお菓子っぽい匂いが…なんだろうこれ、チーズの香り?

見学者は約20名ずつの2チームに別れてそれぞれチョコレートとコーンスナックの見学コースへ…終わったら今度は交代という訳です。
私たちはスナック菓子チームでした。コースの通路はお菓子のイメージで彩られていて、コーンスナック菓子ルートは壁に一面にトウモロコシ畑のイラスト。頭上にはパッケージ描かれている牧歌的な雲をかたどった照明。
廊下の窓からガラスを隔てて工場内を覗く方式です。
日替わりでカレー味とチーズ味を製造しているそうですが、今日はチーズ味。
廊下に漂っていたのはこの匂いだったのか。
余談ですが、本日の我々6名はカレー派4名、チーズ派2名
駅からタクった5名はカレー派3とチーズ派2に別れて分乗しました(笑)
続きを読む

↑このページのトップヘ