おひとりさま漫画家ですが何か。

すきま漫画家かずはしともの 食べて飲んで寝てちょっぴり仕事の日常

●おふたりさまディナーの日

私と10代からの友人の誕生日が2週間ちがいなので、その間の日に合同でバースデーパーティもどきやってしまおうという訳です。
はっぴばーすでー私と○○ちゃん。ひと足お先に歳食っちゃったけど。

とはいえ、贅沢なものではなくてファミレスでございます。
実家周辺はコンビニどころか商店のひとつも無いんですが、この町にはとりあえず海があるものでそこまで行くといくつかファミレスがあるのですよ。
観光シーズンにはレジャー客であふれかえりますが、夏にはまだ遠い梅雨時の今時分はそこそこ空いているはず。
特にきょうはお天気も良くないし、スッカスカだと読んだぜ。

中間地点で待ち合わせ、15分ほど歩いてやっと海沿いの国道のお店に到着。
市街から距離はそうないんですが、クルマで海岸線を走ってきて駐車場へ入ることに特化されているので陸側には入口が無く、ぐるっと回り込むんです。

思った通り店内はガラガラなので、席はオーシャンビュー。曇ってるけど。
ステーキを頼んでつつきつつ、サラダバー。
最近ステーキのチェーン店が増えて来てますが、ここもステーキファミレスです。


「牛肉は焼き加減が難しいからなかなか自宅では焼かないんだ」と友。
うん、私も久しぶりにがっつりお肉食べたかったの。
以前はときどき1人ステーキ(笑)焼いてましたが、スーパーで売っている輸入牛って味がないというか、独特の味がするというか。
奮発して国産の霜降りを買うと下手くそが焼いてもそこそこ旨いんですが、それって味が主に脂の甘み。

…最近感じてるんですよ、お肉の脂って飽きるって。
焼き肉屋さんでもミスジとかカイノミは一切れで十分です。
赤身が嬉しいお年頃。

で、美味しい赤身ステーキ大歓迎なわけですが…


続きを読む

●トマトが好きです。

美味しいし、洗っただけで食べられてビタミンAとかCとかいろいろ摂れそう(不確か)だし。
野菜は全般好きですが、洗ったり剥いたり切ったりが面倒なのでなるべく少ない手順で済むヤツが出番が多くなります。仮にフルーツだったらバナナとかイチゴとか、ふた手間くらいで食べられるもの。
書いてて思ったけど包丁を出すのが面倒くさいんだな、きっと。
…ちなみに料理することそのものは好きです。
その昔、男子の友人に「料理上手いけど得意じゃないよね」と名言を頂きました。
ズバリだよ。

閑話休題。

●よし、育てよう。


生まれて初めてトマトを育ててます。
トマトくらい買えばいいじゃないかという話ですが、現在私は後期高齢者で1人暮らしの母の住まいと自分の住まいの二重生活をしておりまして、その母の家の近所に商店という物がないのであります。
そして、母は戦中戦後に育ったくせして食品の好き嫌いが多くてトマトもそのひとつ。
彼女はきゅうりも茄子もかぼちゃも魚もスイカもメロンも桃もバナナもさくらんぼも粒あんもクッキーも嫌い。にんじんもセロリも玉ねぎもそんなに好きじゃない。
食べ物のない時代、手に入っても食べなかったというんだから徹底してます(ばち当たりそう)。

で、トマトやきゅうりは買い置きしても私が不在の時は食べないので傷むとロスが出るし、食べたくなっても電車に乗らないと手に入らない。
なので作っちゃうことにしたんです。
家庭菜園やベランダ菜園は多くのかたがやってるし、簡単なんじゃない?
百均で種も土もプランターも売ってるし、ひと夏分のトマトが採れたらお得じゃないですか。

と、気軽に種をプラ皿に蒔いたら20個近くも芽が出ましたが、素人なので間引く度胸がない。
続きを読む

昨日の前編「スナック菓子編」に続き「チョコレート編」です。

●チョコレート工場へ
 
さて、階段を上って2Fのチョコレート見学ルートへ。
チョコレート工場と言えば極彩色のテーマパークみたいな中をおかっぱでイケメンのおじさまが案内してくれそうですがそんなことはなく、案内は先ほどの女性です。

通路はクリーミィな茶色の流線模様にペイントされた壁と床が印象的。ベーシックな板チョコのデザインをかたどった巨大な樹脂製壁パーツは、お菓子の家の部屋に付いていそう。
係の女性が進路にセッティングしてあるカカオの果実の模型、ガラスボトルに詰まったカカオ豆(実物)、カカオシェル(カカオ豆の固い殻)、保温ケースに入ったカカオマスの実物を見せてくれました。
カカオマス(カカオ豆を煎って殻から取り出しすりつぶしたもの)はどろどろとしたゆるいペースト。
美内すずえ(敬称略)が「ガラスの仮面」の前に別マに連載した意欲作「はるかなる風と光」 に出てきたのを思い出す(すごいんですよ、ナポレオン時代に南の島で一少女が産業起こす物語)。
匂いは普通のチョコレートの香りにちょっと酸味が加わった感じ。
果実からカカオ豆を取り出す際に白い果肉ごと発酵させるということなので、その発酵臭なのかな?

ガラス越しの工場内で見られるのは、ブレンドが終わってほぼ液状になったチョコレート(35℃と聞いた気がしますが、それじゃ低いですよね…?聞き間違いかも)が板チョコの型に流し込まれるところから。型は青い透明なプラスチック。
金属かシリコンを想像していたのでちょっと意外。
型に流し込まれ、タッピング(振動)で気泡を抜いてから冷やされて型からはずされます。
つるすべの、あのチョコレートの肌が出現。
見守る見学者の中に、バレンタインデー前にテンパリングに失敗してざらざらチョコを作ってしまった苦い思い出がよぎっている人はいるのでしょうか。
 
目視で異物混入がないか検査の後、X線でもチェック。
係の人は30分単位で交代だという。確かに目が疲れそう。
そして銀紙で包装されたチョコはラベルを貼られて箱詰めにされます。

板チョコともう一種、女の子向けのウズラサイズのタマゴ型のチョコレートも見学出来ました。中には小さなチョコやコンペイトウなどが仕込まれて、おまけにシールが付いているファンシーお菓子。
「懐かしい!」「集めてた!」という声が見学者女性のあちこちから。
続きを読む

↑このページのトップヘ