例年のように実家の近くの旧友から、お庭に実ったむかごをたくさん頂きました。
今年は柿も!
「甘すぎたらごめんね」
って、いやいやいや〜大好物。あな嬉しや。
我が家はずーーーっと借家住まいだったし、小一の頃住んでいたお隣の農家さんが遊び場でそこに大きな柿の木があったり、壷井栄の「柿の木のある家」読んだりして、庭に果樹のある家に憧れてたんです。うらやましい〜。
むかごというのは山芋のつるに出来る肉芽。銀色のころころとした珠です。
土に蒔くとそこから山芋の苗が生えてくるそうな。
ビニール袋に収まったブツはしめて750g。
ずっしりとしたこの量はスーパーではまず見られません。
我が家では塩茹でしかしてなかったので、この際いろいろな食べ方を試してみましょ、とクックパッドで検索。
ヒットするのは「むかごご飯」が多いですが、戦争の影響でご飯に何かを混ぜるのが嫌いな老母からNGなのです。さて、どうしよう?
まずは、むかごを選別。
大きな物は長さ3センチほど、小さなものは小豆サイズ。
虫食いはほとんどないですが、地面に接触していた部分が多い物、穴があるもの、へこみの汚れが取れにくそうな物は除外して、サイズと凹凸度分け。
本日は箸で食べるのが楽そうな一番大きな粒のチームを2つに分け、日曜の夕べのおつまみに。
まずは凹凸の隙間の汚れが落ちるように、塩で揉んでから水洗い。
ペーパータオルで水気を拭いて、半分はレンジでチン。
あらら、ほくほくにはぜた。
それをフライパンにおろしにんにくと一緒に入れてバターで炒め、軽く塩胡椒。
もう半分は、フライパンにサラダ油とゴマ油を熱し、素揚げ焼きにして火が通ったら広げたペーパータオルに取って油を切り、砂糖と醤油を同量ずつ煮詰めたタレに戻してからめて、あれば煎り白ごまなど振って出来上がり。
にんにくバター炒めは意外な旨味が出て、歯触りは柔らかくほくほく。
甘辛タレがらめは皮が割と硬いのですが、中は柔らかい。
塩味と甘辛味とビール…これは無限ループで危険。
母は甘辛味がたいそう気に入ったようで箸が止まらない様子。
基本、むかごは里芋の美味しい食べ方と同じにすれば合うのかも。
半分以上ある残りは明日以降に天ぷらにしようかな。
××ちゃん、新鮮な秋の味覚をありがとう。
また一緒に飲みましょう〜